2つのブレンドオイルではない、ラベンダーティーツリー(ロザリーナ)ってどんな香り?
ラベンダーティーツリーのエッセンシャルオイルは、オーストラリア原産の植物から採れる精油で、ロザリーナ(Melaleuca Ericifolia)とも呼ばれています。
名前からラベンダーとティーツリーのブレンドアロマオイルかと思ってしまいますが、それとは全く違う別物なのです。
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ラベンダーティーツリー(ロザリーナ)とは
ラベンダーティーツリー(ロザリーナ, Melaleuca Ericifolia)はオーストラリア原産の大変貴重な植物の一つです。
ロザリーナはティートリーと同じメラルーカ種の樹木で、見分けがつかないほどよく似ています。精油自体は枝と葉の水蒸気蒸留法で採取されます。
ラベンダーティーツリー(ロザリーナ)の成分と特徴
大きな特徴は、枝葉から抽出される精油には珍しく「リナロール」を最も多く含有していることです。全体の35~40%ほどを占めています。
その為、この成分に由来する華やかでフローラルな香りが強く、花から抽出されたようにさえ感じられます。
次に多く含まれるのが、ユーカリに多く含まれる「1.8-シネオール」という成分です。全体の3割ほどを占めます。
この成分が比較的多く含有されることにより、フローラルな香りに少しスパイシーな刺激が加わり、ラベンダーに似た香りが構成されます。
風邪や花粉の季節に効果的
リナロールはリラックス効果で有名ですね。抗菌作用、鎮静作用、消炎作用もあります。
呼吸器系に働く作用のある、1,8シネオールも含まれておりますので、風邪の時期や花粉の季節の芳香浴にも活躍する精油です。
しかし、1,8シネオールの含有量がユーカリほどには高くないため、適度な清涼感がありつつも刺激は少なく、マイルドで使いやすいと思います。
ラベンダーのような香り?
本当にラベンダーのような香りがするのかなとキャップを開けると…
まずは、目が覚めるようなクリアで刺激的な香りを感じました。やや酸っぱさも感じます。
でも確かにラベンダーのようなフローラルの柔らかな香りもする、不思議な精油。
ラベンダーでもティーツリーでも、はたまたユーカリでもない、複雑で奥深い香りです。トップよりもしばらく経った後の香りが特に好きでした。
ブレンドにより、良さが引きたつ
ロザリーナは単体でも香りを楽しめますが、ブレンドすると良さが引き立つと言われているので、試してみました。
香りが似ているラベンダーやユーカリはもちろん、特に柑橘系との相性がばっちり。ローズマリーなどのすっきり系やウッディ系、フローラル系との相性も良いです。
使い方が幅広いのと同様に、相性のいい精油も数多いのが特徴で、ブレンドする方がフローラルな香りが一層引き出されるように感じました。
あわせてチェックしたい精油
以前、Desert Essenceのオーガニックラベンダーティーツリーオイルをご紹介いたしました。こちらはラベンダーとティーツリーのブレンドオイルなので、ロザリーナとは別物になります。
またAura Caciaには、オーストラリアシリーズとしてレモンティーツリーもあります。