「MSM」サプリとは?良質なコラーゲンの生成、にきびや肌荒れ、アレルギー、健康な体づくりのために欠かせない成分
美容サプリとして、摂り入れたい「MSM」サプリ。コラーゲン(タンパク質)の生成に欠かせない成分のひとつです。にきびや肌荒れ、髪および爪の強化にも効果が期待できると注目されています。
肌の重要な構成要素であるコラーゲン。コラーゲンは、ハリや弾力を保つのに重要だと広く知られていますが、ただ「量」が多ければ良いというわけではなく、「質」も重要です。
MSMは「良質」なコラーゲンをつくる手助けもしてくれるのです。
MSMは食事から摂ることが難しく、多くの人が不足していると言われています。サプリメントで補うことで、肌や髪が生まれ変わるかもしれません。
もくじ
美肌への鍵はコラーゲン?
コラーゲンは美肌の基本と言われています。しかしコラーゲンは摂取しても、そのままコラーゲンになるわけではありません。
胃腸で一時的に分解・吸収されるため、吸収された後に再構成される必要があります。
その再構成の時に使われるのがMSMに含まれる「硫黄」という元素で、コラーゲン(タンパク質)を作るために必要不可欠なのです。
さらに詳しく言うとシステインやメチオニンなどの硫黄を含んでいる含硫アミノ酸により形成されたタンパク質の構成要素で、コラーゲン以外にも、酵素、抗体、軟骨、毛髪、爪、皮膚を作るのに必要な物質です。
肌を強くし、髪にツヤを与え、健康的な爪の生成を促します。
皮膚・軟骨・靱帯・腱などを形作る繊維状のタンパク質のこと。
硫黄がコラーゲンの「量」と「質」を左右する
硫黄は、コラーゲンの合成を促す働きがあることに加えてコラーゲンを束ね、お肌がバネのような弾力のある状態を保つという重要な役割があります。
硫黄はコラーゲンの構成材料であるとともに、コラーゲンの柔軟性、つまり肌の弾力や張りの鍵を握っている元素なのです。
硫黄がコラーゲンの「量」だけでなく「質」にも深く関わっているというのは このような事です。
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老化や肌荒れ、体調不良の原因は「硫黄不足」!?
硫黄が不足すると体内の良質なコラーゲンが減り、弾力のないコラーゲンになってしまいます。その結果、たるみやしわなど様々なエイジングサインが現れてきます。
質の悪いコラーゲン組織は栄養を取り込めず、老廃物が溜まりやすくなってしまうため、お肌のターンオーバーが上手くいかなくなり、ニキビや肌荒れを招いてしまいます。
また硫黄は、タンパク質だけでなく、ビタミンやホルモンなどの合成・利用に不可欠な物質です。硫黄が不足するとさまざまな組織や機能が弱くなり老化の進行を早めてしまうことに。
硫黄は、「Nアセチルシステイン」や「グルタチオン」のような非常に強力な抗酸化物質の構成要素でもあります。老化を食い止めるアンチエイジングのために非常に重要なのです。
「MSM」は優れた硫黄供給源
硫黄の供給源として非常に優れているのが「MSM」です。
「MSM」はメチルスルフォニルメタン(メチルサルフォニルメタン)のことで硫黄の有機化合物です。
松の樹液から採取することが出来る白い結晶で匂いはなく、水溶性の成分です。
MSMは私たちの体のあらゆるところ、野菜、牛乳、穀物、肉など身近な食品中にもごく少量ではありますが存在しています。
しかし、食品の加熱および調理中に失われています。また食品中に存在する硫黄はすべてが有機化されてMSMとして含まれているわけではなく、無機硫黄という形でも存在しています。
有機硫黄(MSM)と無機硫黄の違いとは
有機と無機…?化学的な細かい定義はここでは置いておきましょう。
両者の大きな違いは吸収しやすさです。
無機硫黄は腸からの吸収が難しく、さらに加齢とともに食品からの無機硫黄の吸収力が落ちてきてしまうと言われています。
容易に体内に吸収して利用できるのが、MSMのような有機硫黄です。食品に含まれる量は非常に少なく加熱調理で失われてしまうため、サプリメント等で補うことが勧められています。
MSMは関節炎、アレルギー、花粉症まで!
MSMに期待できる効果は美容効果だけではありません。アメリカでMSMが最初に話題になったのは、関節炎への効果でした。その他にさまざまな効果があることが分かっています。
MSMはアメリカで十数年前から健康補助食品として注目され、日本では2001年10月に健康補助食品への利用が認められています。
痛みや炎症を鎮める効果(関節炎、腱炎、リウマチ、腰痛など)、アレルギー症状の緩和(花粉症)、ホルモンのバランス改善(PMS)、解毒作用、インスリン抵抗性の改善、炭水化物の代謝改善、傷の治癒速度向上、毛髪および爪の強化、コラーゲン合成向上など
MSMは美容だけではなく健康にも重要な働きが認められています。解毒作用があり、肝臓で有害な老廃物などを排出したり、炎症抑制、酵素やホルモンの生成促進、ホルモンのバランス改善、免疫機能の強化にも効果があると言われています。
また、MSMはアレルギーの原因ともなるヒスタミンの血中濃度の調整する働きもあります。皮膚や粘膜のバリアーを強化してアレルゲンを入り込みにくい状況を作り、さらに抗炎症作用によって、アレルギーを軽減する効果が期待されています。
アメリカではすでに花粉症に効果があることが臨床的に証明されているそうですよ。
MSMの摂取量の目安
メーカーにより推奨量は異なりますが、1500㎎~4000㎎を推奨しているところが多いようです。→MSM商品一覧ページを見てみる
MSMの副作用と安全性
MSMは、食品中そして体のあらゆる場所に存在する水溶性の成分で、安全性が確立されている成分です。
しかし、大量摂取で吐き気、下痢、膨満感、疲労感、頭痛、不眠、かゆみなどの副作用が報告されています。
今すぐ摂り入れたいMSM
MSMは質の良いコラーゲンを作りあげ、一からお肌の立て直す際の強力な味方です。MSMを摂って質の良いコラーゲンを作りを目指しましょう。
MSM研究の第一人者であるRonald LawrenceやStanley Jacob医師の研究によると、MSMは皮膚からも吸収されることが判明されており、アメリカでは多くの医師が「肌に直接塗る」ことも勧めています。
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