アルガンオイルとマルラオイル、上手に使い分けたい2つのオイルの比較

2016年2月2日アイハーブ, スキンケア

Acure Organicsのアルガンオイルとマルラオイル

美容成分の宝庫といわれるアルガンオイルとマルラオイル。

2つとも人気があるため「どちらのオイルがいいのかな?」と迷ってしまいますね。

「それぞれどんな特徴があるのか?」も使う前に知りたいところです。

成分組成の比較をまじえながら、2つのオイルを使った感想をまとめました。

アルガンオイルとマルラオイル、どちらを買おうか迷ったときの参考になればうれしいです♪

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美容成分の宝庫!アルガンオイルとマルラオイル

アルガンオイルとマルラオイルは、どちらもアフリカの限られた地域にしか自生しない希少な植物を原料としたオイルです。

砂漠地帯という過酷な環境でも生きぬくパワーを持っていて、自然のめぐみの宝庫といわれています。

両者ともに優れた抗酸化力を持つことから、紫外線ダメージを防ぎ、肌荒れを防止する他、アンチエイジング効果が期待できると注目されています。

Acure Organicsのアルガンオイルとマルラオイルを使った感想・使いくらべ

今回使い比べたのはアキュアオーガニクスのオイルです。

無添加、100%ピュアな天然オイルです!

「香り、テクスチャ、使い心地」の3つの点で、感じたことを書き出してみますね。

香り

アルガンオイルはナッツのような香り。

マルラオイルは香ばしい香りの奥底にどことなくネギのような香りを感じました。

でも香りは弱めなので、あまり気にならないと思います。手にとったときは、まったくと言っていいほど香りません。顔に伸ばしていくと、ほのかに独特の香りを感じとれました。

いっぽうで、アルガンオイルは香りが強く、手にとったときからナッツのような香りが広がります。

テクスチャ

どちらもサラサラ過ぎず、重過ぎず、単体でマッサージにも使える伸びの良いオイルです。

アルガンオイルよりもマルラオイルの方がこっくりしていて、クッション性が高いと感じました。

使い心地、使用感、肌への効果

アルガンオイルは、肌がなめらかになり、キメが整う効果を感じました。

しっとり感や肌の弾力、もっちり感、ふっくら感はマルラオイルが上だと感じました。

アルガンオイルに比べて、こっくりとリッチな使い心地のマルラオイルですが、肌なじみは良好です。

オイル組成からひも解く、アルガンオイルとマルラオイルの違い

2つのオイルをオイル組成から科学的・数値的に比較してみたいと思います。

Wikipediaを参照しました。日本語ではヒットしなかったので英語版です。
Marula oil (https://en.wikipedia.org/wiki/Marula_oil)
Argan oil (https://en.wikipedia.org/wiki/Argan_oil)

アルガンオイル マルラオイル
オレイン酸 42.8% 70-78%
リノール酸 28-36% 4.0-7.0%
パルチミン酸 12.0% 9-12%
ステアリン酸 6.0% 5.0-8.0%

大きく差がついたのは、オレイン酸とリノール酸。パルチミン酸とステアリン酸は互角ですね。

まずは「オレイン酸」に着目していきましょう。

マルラオイルがアルガンオイルの数値を上回っていることがわかります。

「オレイン酸」は皮脂の構成成分でもあり、乾燥肌の方は不足しがちな脂肪酸です。肌なじみに優れ、保湿力が高く、肌の守備力の向上に効果があるとされています。

つづいて「リノール酸」です。

アルガンオイルに多く含まれていますね。

「リノール酸」は、細胞を活性化するはたらきがあり、肌を整え修復する効果が高い脂肪酸です。オレイン酸よりのびが良く、軽いのが特徴です。

  • 「オレイン酸」を多くふくむ「マルラオイル」は、肌なじみが良く、保湿力に優れている。
  • 「リノール酸」を多くふくむ「アルガンオイル」は、サラリとのびが良く、肌を整える作用がある。

それぞれの魅力と特徴的な成分

次は、それぞれの魅力となる特徴的な成分を比べてみたいと思います。

アルガンオイルの成分と抗酸化パワーのヒミツ

アルガンオイルは抗酸化作用の高い「ビタミンE(トコフェロール)」が非常に多くふくまれています。

ほかにも抗酸化力に定評があるカロテノイド、スクアレンなどを含んでいます。

マルラオイルの成分と抗酸化パワーのヒミツ

マルラオイルもビタミンEを含んでいますが、アルガンオイルに比べると少なく、含有量は半分以下といわれています。

しかし、フラボノイド、カテキンなどの抗酸化作用の高いポリフェノール類を多く含んでいます。

とくに注目されているのが「プロシアニジン」というポリフェノールを含んでいることです。

痒みや炎症を伴うアレルギー牲皮膚炎などの鎮静化が期待できるといわれ、抗ヒスタミン・抗アレルギー効果が見込めると言われています。

Acure Organicsのアルガンオイルとマルラオイル

注意

マルラオイルのレビューをさかのぼって見てみると、季節やロットによって、色や香りに大きな違いがあるようです。

私のマルラオイルは無色透明、ほぼ無臭のオイルでした。

どちらを買うか迷ったら

抗酸化力の高いオイルとして一躍有名なアルガンオイルですが、抗酸化作用の強さを比較すると、じつはマルラオイルの方が上だという話もあります。(アルガンオイルの約3.6倍!)

マルラオイルにはオレイン酸が多く含まれているため、ニキビができやすい肌の方は控えたほうがいいかもしれないです。
(※オレイン酸はニキビの原因菌と相性がいいと一般的にいわれています)

  1. のびがよく、ライトな使用感なのは、アルガンオイル。
  2. しっとり感、もっちり感を重視するなら、マルラオイル。
  3. ニキビができやすい肌の方は、オレイン酸の少ないアルガンオイルが無難。
  4. 抗ヒスタミン・抗アレルギー効果を望むなら、マルラオイル。
  5. においに敏感なときにも使いやすいのは、ほぼ無臭なマルラオイル。

春夏はアルガンオイル、秋冬はマルラオイルと季節で使い分けてもいいですね!

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追記

エトヴォスの姉妹ブランド、ヴァーチェのマルラオイルを使ってみました。

ヴァーチェのマルラオイルは、アキュアオーガニクスより高いところがネックですが、「鮮度、品質の安定性、万が一のときのサポート」などを総合的に考えると、値段だけの、いやそれ以上の価値があるとわたしは感じました!

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Posted by ぴあ